活動報告

2020年12月13日

活動報告令和2年度 第2回研修会を開催しました

日 時:令和2年11月3日(火・祝)
テーマ:「コロナウイルス対応。安心できる歯科医院のため取り組む院内感染対策・歯科医院におけるインシデント報告と医療事故予防について」
講 師:堤 泰彦先生(歯科医師)
参加人数:31名
(滋賀県歯科衛生士会会員28名、県外会員1名 会員外2名)

 当会では、初の試みオンライン研修での開催となりました。国立病院機構東近江総合医療センター歯科口腔外科医長、堤泰彦先生をお迎えし、今年3月頃から流行しはじめた新型コロナウイルス対応院内感染について、インシデント報告と医療事故防止の2つの演目で講演をしていただき、私たち歯科衛生士が日々の診療の中で最も必要な知識について学びました。

 その講演の中で、新たな感染症対策方法と言うより、既存の感染予防の延長線上であり、感染予防を知ることが大切であること、今後新型コロナウイルスに対しては、これからの歯科診療において、これまでの院内感染対策である標準予防策に加えて、エアロゾル感染予防・3密回避(密閉・密集・密接)の概念の認識が必要である事を学びました。

 インシデント報告と医療事故予防については、ヒヤリハット報告をしやすい環境づくりが大切な事で、どの職場・職種にも当てはまると感じました。ヒューマンエラーは、間違いが重なって大失敗を引き起こす、人は“おかしい”と思っても意外と物事を進めてしまうなど、少しでも“おかしい”と感じたら、確認することが不可欠である事が講演の中でも特に印象に残りました。少しの間違いが積み重なると、防ぎ切れなくなってしまうことや、確認の大切さを学ぶことができました。

  全ての歯科衛生士が、歯科診療の現場に活かしてくれることを願う研修会でした。

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